性同一性障害と診断され、治療を始めていたり、戸籍変更を済ませている方で「手っ取り早く稼げる治験に参加したいけど、参加していいのかわからない」と思っていませんか?
私自身も治験に参加してみたいと思い、今の私の現状お伝えするために治験で有名な「生活向上WEB」様と「医学ボランティア会JCVN」様にお問い合わせをしてみました。どちらも沖縄県内でも治験を募集しています。
問い合わせ内容
私は性同一性障害と診断を受け20歳でタイで性転換(乳腺摘出・子宮卵巣摘出)を行い、戸籍を女性から男性へ変更いたしました。現在は月に1度男性ホルモンを投与しています。
この状態でも治験に参加することは可能でしょうか?外見は完全な男性ですが、性器は女性のままです。もし集団入浴などがありましたら、周りの方にご迷惑をおかけしてしまわないか心配です。
この状態でも、治験に参加することは可能でしょうか?
生活向上WEBからの回答(全文)
生活向上WEBです。
このたびはご連絡いただきまして誠にありがとうございます。
大変恐れ入りますが、弊社でご紹介しております治験・モニターにつきましては、参加条件はその試験毎で細かく決まっており、内容も異なっております。
その為、現在お薬を飲まれていたりする場合でも、ご案内できる場合もあれば、できない場合もある、という状況でございます。
※加えて、過去の既往歴も関係してまいります。
また、現在撃たれている男性ホルモン注射につきまして、応募アンケート内に服薬に関する質問がございましたら、該当する薬剤をご選択いただくか、フリーテキスト形式の場合は薬剤名をご記入ください。
誤入力いただいた内容も併せて、試験のご参加について判定をさせていただきます。
しかしながら、全ての試験において、試験の予約が確定した後でもお断りとなったり、事前検診で来院した際にお断りとなる可能性は皆様にございます。
こちらは、ご参加いただく方のお身体を第一に考えて設定されているということをご理解いただければ幸いでございます。
もし、試験のご予約確定後、ご不安になられた場合は確認いたしますので、お手数ではございますが、都度お問合せいただきますようお願いいたします。
ご不明点等ございましたらご遠慮なくご連絡ください。
今後とも【生活向上WEB】をよろしくお願い申し上げます。
医学ボランティア会JCVNの回答
医学ボランティア会JCVNでございます。
この度は、ご連絡誠にありがとうございます。
ご質問に関しましてご回答致します。
治験の参加条件に記載されている性別は、「生物学的な性別」での意味合いになりますので、「女性」が参加できる治験がご案内対象となります。
またホルモン投与の状態は治療中または服薬中とみなされるため、健常者を対象として治験にはご参加いただけません。
その他、性同一性障害の方や、ホルモン投与をされている方を対象とした治験など。限定的な治験のみのご案内となる可能性がございます。
なお、治験期間中に治療や服薬を控えていただくことで、一部の健常者を対象とした治験に参加可能となる場合もございます。
その他ご不明点がございましたらJCVNまでご連絡ください。
引き続き宜しくお願い致します。
結論:参加したい治験があれば問い合わせをする
見ての通り、回答は全く異なりました。性同一性障害の治療をしていることを隠した状態で治験に参加し、のちにバレて、最悪の場合、治験参加前に行う事前検査の交通費が支払われなかったり、謝礼金の全額返済を求められたりする可能性も無きにしも非ずです。
番外編:海外治験もオススメ
イギリス・ロンドンブリッジに拠点を置くリッチモンド・ファーマコロジーの治験に参加すると、協力者礼金+渡航費を含む交通費+宿泊費の補助を受け取ることができます!
海外治験の相場はだいたい1泊3〜5万円ほどが多い傾向にあるので、治験期間が数週間程度と長い場合50〜100万円ほどの報酬もザラにあります。
英語が話せなくても日本人スタッフがいるので、無駄な心配なく参加でき、入所期間以外は自由時間で、観光に行くことも可能です。