性別適合(性転換)手術をせずに戸籍上の性別を変更する方法

最高裁判所は2023年10月25日、戸籍上の性別を変更する際の性別適合手術は憲法違反だとして、手術なしでの性別変更が可能になりました。この裁判は2021年10月に静岡県浜松市天竜区の鈴木げんさんが起こした申立てで、静岡家裁浜松支部はこれを認めました。

「CALL4(コールフォー):社会課題の解決を目指す訴訟(公共訴訟)」で、裁判にかかる費用の寄付を募るページを作成していたので、こちらを参照ください。費用の使い道やこの裁判にかける思いなどが記されています。※支援の募集は終了しています。

鈴木げんさんWiki

静岡県浜松TG研究会代表。40歳で性同一性障害の診断を受け、ホルモン治療を開始し乳腺摘出手術を受ける。45歳の時に浜松市パートナーシップ宣誓制度にて女性パートナーと宣誓。

お問い合わせ:oresaiban@gmail.com

性別適合手術をせずに戸籍上の性別変更許可を実現させた事例1

東京大学在学中の学生で、大学ではトランスジェンダーであることをカミングアウトせずに男性として生活していました。

2019年夏に精神科クリニックへ通院を開始し、2020年春に自己輸入でのホルモン療法を開始。その後クリニックでのエナルモンデポー(男性ホルモン)注射に切り替え。体質により乳房切除術の必要性がなく、乳房切除手術は行なっていない。

かなとぅー
かなとぅー
【考察】
体質により乳房切除術の必要性が無い=元々乳房が小さめ(Aカップ等)であった可能性が大ですね。

2023年10月25日の最高裁判決の翌週に、通院していた精神科クリニックカウンセリングにて、性別変更手続きの準備を開始。性別変更に必要な2名の医師からの診断と婦人科検査などを受けて「性同一性障害」の診断書を取得。

最高裁判決の約3週間後である11月16日に裁判所に申し立て、12月5日に裁判所にて1時間弱の面談を行い、12月7日付けで性別変更を許可する審判が下りたそうです。

かなとぅー
かなとぅー
かなり早い行動力素晴らしいですね。そして2日後に許可が下りたのも凄いです。僕の頃は1〜2週間かかった気が・・・
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